今日の一曲。

どうしてこんなに落ち着かないんだろう
あなたがとなりにいて それでいいのに


うわの空で 笑ってるように見えた
変わってくあなたを 見るのはさみしい
木陰にいるみたい 光強くなるほど
あなたに会ってから 影にも照らされた

電話で話して 黙るそのたびに
彼女が漂って つかまえられない
あなたは笑い飛ばしていたけれど
何度でも何度でも笑い飛ばしてほしいの


オレンジのリップクリームつけた
甘い匂いがうれしくて
例えば果物選ぶとき
甘そうなやつを手に取るでしょう
あなたもどうか私を取って

Amikaの「オレンジの匂い」。
彼女とは高校3年間同じクラスでした。
もとい、私のいた英語科と言うクラスは1つしかなかったんですが。


あと彼女とは、選択授業の音楽でも同じでした。
歌のテストでみんなが恥ずかしそうに小声で歌う中(私もそうだった)、
一人だけ堂々とそして声量豊かに通る歌声を披露していたのを
強く記憶しています。
カラオケでもかなりうまかったなぁ、とも。


とにかく不思議な子でした。
ちっちゃくて白くて、腕なんかぷにぷにしてて(笑)
弱弱しい猫みたいなところもあったと思えば
大胆なところがあったり。
あと、やたら寒がりだったなぁ。
夏はいつもジャージの上着着て授業受けてたな。


そんな彼女は卒業したあと、クラス会に1回くらいしか出席しなくて
仲間内でも消息を心配してた。
そして5年前、ぱらぱらと「ぴあ」を見てたら、
アーティスト情報のコーナーに小さな写真が。
間違いなく彼女、Amikaでした。
すでにデビューして2枚のシングルを発表、アルバム発売を控えて初ライブの告知がありました。

ライブには2回ほど行きましたが、歌声もちょっとおどおどしてるところも変わってなかった。

彼女の歌の世界は視点がちょっと違うので
最初はとっつきにくいかも知れないけど、
意外と女性とかはハマるかもしれないですよ。

この「オレンジの匂い」は忘れられない女の人がいる彼氏を思っている女の子の歌なんだけど、「あなたもどうか私を取って」なんて
ちょっと切ないでしょ。

彼女の歌の紹介はまたしますね。